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「フリーター雪の探偵稼業。」

よし、はじめての小説うpだ。

友人と笑いながら話していたものが形になりましたww

我ながら駄文乙w


まあ、こんなもん転載してなんになるんだという気はしてますが。

無断転載禁止
 厳禁ですよw
パクリ
 やめなさい、自分の頭が退化しますよwwww
荒らし
 荒らさないで、お願いw
誹謗中傷
 やめてくれ、ガラスのハートなんだ(大嘘

その他諸々の常識的ネットマナーで。




そんな続きが見たい方は、追記へどうぞ。

 切れた通話、無機質な音。耳に残るのは、愛しい恋人のすすり泣く声。
何が起こったのか、状況もわからず、ただ一言告げられた、

「ごめん。」

なんと返せばいいのか、答えを出すより早くもう一度「ごめん」と呟き、切られた通話は、彼―高村幸樹を不安の渦に陥れた。
 慌てて履きなれたバスケットシューズを引っ掛けて、恋人の住むマンションまで走る。呼び鈴を押すも返答はなく、各部屋にある郵便受けには一週間分ほどの新聞が詰め込まれていた。恋人と共に交流のある友人たちに連絡を取ってみたが、誰も彼女の行方を知る者は居ない。
 交番で事情を説明するも、まともに取り合ってはくれなかった。恋人に電話を掛けなおしてみても、不通。途方にくれ、家へ帰り、尋常でない幸樹の様子を心配した妹に、彼はことの顛末を話し始めた。



 最後のHRが終わり、一気に騒々しくなった教室の中。その中で大きくため息をこぼした女子生徒、高村瑞樹。
 しっかり10秒、二酸化炭素を空気中に排出し、瑞樹は机に突っ伏した。くるり、と柔らかな茶髪を揺らして振り返ったのは、瑞樹の前に座る彼女と同じ水泳部員、藤原亜希子。

「今のでもう十回目だよ、そのでっかいため息。」

はあ、とまたため息をこぼした瑞樹に、亜希子はそっと十一回目、とカウントする。
「どうしたの?幸せは逃げていくばかりだよ?」
冗談交じりにそういえば、瑞樹はポツリと、

「兄ちゃんの彼女が行方不明。」

そう、小声でつげる。対する亜希子は、哀れむような視線で瑞樹を見て、
「・・・ご愁傷様。」
「違うよ!振られたとか、そういうんじゃないから!」
微妙そうな表情をする亜希子に「違うから!」ともう一度訂正を入れ、詳しく説明する。

「なんか昨日の夜、兄ちゃんに電話があったらしくて。泣きながらごめんって、それだけ言って一方的に切られて、周りの友達とかにも話を聞いたんだけど、誰も何処に言ったか知らないんだって。警察にも言ったんだけど亜希子みたいな反応で終わり。明日はデートなのに、このタイミングはないってすごく心配してた。」

 鞄に道具を詰め込んで、部活動具を持って立ち上がる。重い足取りで部室に向かおうとした瑞樹の背中に、亜希子の弾んだ声がかかった。

「ねえ、知ってる?」

首をかしげながら振り返ると、明らかに面白がっている亜希子が居た。

「新宿にね、“ユキ”っていう、超美形の探偵がいるんだって。」

どうも本当に信じているらしい亜希子の様子に、瑞樹は鼻で笑って返す。
「どうせそんなの嘘だよ。」
「ホントだって!お金も取らないらしいし、なにせ美形!」
会うだけで目の保養になるよ、なんて言ってみせる亜希子に更にため息を吐いて、瑞樹は部室へと脚を向けた。



 夜の新宿。
 
 一夜の夢を求めて店と店を彷徨う男たち。そんな彼らに甘い時間を提供する女たち。様々な目的で、様々な人種が集まる夜の東京。色鮮やかなネオンに包まれるそこに、瑞樹は居た。肩に提げた鞄の持ち手を握り締め、生唾を飲み込む。

「・・・なんで来ちゃったんだよ、瑞樹・・・!」

 意味もない自問自答。
答えならわかっている。亜希子から聞いた噂のせいだ。もしも本当に話に聞くようなユキという探偵がいるとしたら、兄の恋人のことを聞きたかった。大したお金も持たない高校生の自分には、代金をとらないというのはあまりにも魅力的である。怪しげな雰囲気満載だが、たよれるところがそこしか思いつかない。
「出来れば、ていうか絶対、まともな人でありますように・・・!!」
電車の中で祈ったことをもう一度、天に祈る。今日の運勢は1位だった、大丈夫。
 
 駅から歩いて数分、気が付けば何故かいかがわしい店が立ち並ぶ通りに居た。混乱してしまって帰り道すらわからなくなって、道を聞こうにも周りにいるのは、瑞樹の数倍はいいスタイルをした綺麗な女性と笑顔で接客するキャッチ、ふらふらと入る店を探している男たち。

 先ほどたまたま声をかけてきたキャッチの男に“ユキ”という探偵の所在を聞いたが、返答はNo。そのほかに同性ということでいくらか話しかけやすいと思い、道端を歩く二人組みの女性に同じ質問。こちらもやはり返答はNoだった。見つかる気配はまったくない。ゼロどころかマイナスだ。

「亜希子のバカぁー・・・」

弱々しい非難をここにはいないクラスメイトに送って、もし無事に帰れたら呪ってやる、なんて大げさなことを考える。とりあえず怪しげなキャッチに声をかけられないよう、道の端っこに寄って重い足取りで歩き始めた。目当ての人物には辿り着けないし、自分が何処にいるかも混乱していてわからない。一応、同じ地域に住んでる人間なのに。どうやら人間は混乱を起こすと、普段できることも出来なくなるらしかった。瑞樹はふと泣きそうになって唇をかんで耐える。
「・・・ちょっと道に迷ったくらいで・・・」
制服の袖で目元を強く拭って、呆れた声を出す。

「小学生ですか、私は。」

普段なら「そうだね」と返してくれる亜希子はここにはいない。拭ったはずの涙がまたこぼれそうになった。
「あー・・・もう・・・・・・よし、とぼとぼ歩いてるのがいけないんだ。ココはあえてスキップで・・・!!」
ぐ、と脚に力をこめたとき、背後から声をかけられた。


「“ユキ”ちゃんを探してるのは、君かい?」


柔らかな初老の男性の声。
「へ?」
間抜けな声を発し、スキップしようと振り上げた脚はそのまま首だけ回して後ろを見る。
ひどく優しげに笑う背後の老人は、片足立ちの状態で人とぶつかり転びそうになってふらつく瑞樹をニコニコと見つめていた。
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リンク貼らせて頂きました。今後ともよろしくお願いします。

執筆、頑張ってくださいね、ではっ
プロフィール

厘猫

Author:厘猫
厘猫っていいます。

生物学上は女。多分。確かそう書いてあった気がする戸籍とか。
年中頭の中は中2の夏のある日。
心理テストでもそう出た。
でも冷たい人間だって称される。
何言ってんだ、だれより熱いハートを持ってんだぜ、俺は!!!

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